まんまるまぁまのありのまま。

アラサー、まるちゃんママ。子育て、生活、日常。

ブラック企業、苦しんでいるのは社員本人だけではない。

働き方改革をうたわれる中、今なお、ブラック企業というものは存在しています。

 

私も以前はそのような環境のなかで働く一人でした。

 

私が耐えればいいだけだと。私が頑張ればいいだけだと。

そう思っていたのです。

 

私は当時ただがむしゃらで、仕事をこなさなければとそればかりで。

気付いていなかったのです。

苦しんでいるのは自分だけではなかったことに。

 

私がブラックな働き方をしていた頃

詳しい話は省きますが、とにかく当時の私は仕事のために生きているとでも言うような生活でした。

早朝に出勤し、深夜1時や2時まで会社にいることも珍しくはなく、帰ったらお風呂と食事だけ済ませて髪も乾かす力もなくぶっ倒れるように眠りについていました。一番ひどかった時期は休日出勤もして、数週間連勤が続いていたり。

 

正直に言うと、毎日ふらふらでした。

コーヒーにエナジードリンクを飲みまくり、慢性カフェイン中毒(カフェインを摂取していないと頭痛や吐き気がしたり、倦怠感がひどかったりという症状)になっていました。さらに、カフェインを飲んでももはや自分の意志とは関係なく隙あらば脳が休もうとするので、電車で座ったりお風呂に浸かったら、一瞬で意識が飛んだりしていました。車の運転中も、赤信号で意識が飛んだりと、命の危険がありました。

(ずっと昔の話なので、時効としてください…💦)

 

その頃私は実家に住んでいたのですが、母にこう言われたことがあります。

「もっと人間らしい生活をして」

母は、泣いていました。

 

それでも、当時の私はまともな思考ができなくなっていたのでしょう。

「仕事だからしょうがないじゃないか」

そう思うだけで、母の涙さえ気に留められなかったのです。

 

また、たまに会うことができた友人たちにはいつも心配されていました。

「仕事しすぎだ」「無理しないで」

今思い返すと、本当に本当に心配してくれていました。

顔を歪めて、心を痛めてくれていた友人もいました。

 

それでもただ、「大丈夫だよ、ありがとう」などと口にするだけで、おそらくその頃の私は、友人たちにいかに心配をかけているのかを感じ取ることができていなかったように思います。

 

やっと気付き始めたのは、後に夫となる彼氏に本気で怒られたことがきっかけでした。その日も深夜作業となり帰りも日が変わり、彼にふざけるなと怒られたのです。私は反抗しました。

だって仕事が終わらないんだから、仕事なんだから、しょうがないじゃない!といういつものお決まりの言い訳。

「仕事も会社も、俺にとっては知ったことではない!それで○○(←私)にもし何かあったら、たまったもんじゃないんだよ!」

と、初めて本気で怒られました。一番大切な人からのその言葉で、やっと、自分がただ耐えればいいだけではないという事実に気付いたのです。

 

結婚後夫がブラックな働き方をしていた頃

ほどなくして私は運よく結婚することとなり、夫の転勤の可能性があったためブラックな働き方をしていた会社での正社員を辞め、パート、後にフリーランスとなりました。

そこで私は仕事ばかりに時間を使っていた日々から解き放たれ、普通に毎週休日にゆっくり休めるということ、おそらく母の言っていた、いわゆる「人間らしい生活」を送ることができたことで、それまでの自分の生活がいかに異常だったのかをようやく本当の意味で知ることができたのです。

 

そんな私の状況に対して、しばらくすると今度は夫がブラックな働き方になってしまいました。

言われた仕事はとくかく引き受けていた私とは違い、夫は期限調整の申請や業務量の相談をきちんとしていたそうです。しかしながらそれに応じてもらえず、ひどい労働時間とストレスが積み重なり、夫は日に日に笑わなくなっていきました。

徹夜作業で朝方にやっと帰ってくる日さえありました。

 

私は疲労とストレスが溜まってゆく夫が心配でたまりませんでした。いつか倒れやしないか、と。

大切な人がフラフラで帰ってきて、またフラフラと朝仕事に出かけてゆく姿を見送りながら、無事に帰ってくるようにとひたすら祈りました。

 

そこで、あの時の母の気持ちを実感として分かったのです。

母に改めて謝ると、母も同じように、朝私の姿が見えなくなるまで見送り、無事に会社について無事に帰ってくるようにと祈っていたそうです。

 

さらに、夫の激務は、私の妊娠出産とも時期が重なりました。妊娠中体が辛い時期でも、激務の夫にいろいろ頼むことができず、私は大きな重いお腹を抱えながらも前駆陣痛(出産に向けての準備段階の痛みで、規則的に表れる陣痛とは違い不規則な間隔でくる子宮収縮の痛み)が起こっているときでさえ、休みながらも家事をすべてこなしていたのです。

 

産後1か月程は母が日中自宅に手伝いに来てくれていましたが、夜はなかなか帰ってこれない夫が帰ってくるまで新生児と二人きり。初めての育児にとても心細く、夫ができるだけ早く帰ってくるのを願っていました。

 

母が来なくなってからは、私は育児と家事のワンオペ。夜間も授乳などでとぎれとぎれの睡眠で、昼間は育児の合間に溜まった家事。産後で体力もまだまだ回復していない状態でのそんな日々に、毎日疲れていました。

夫も遅く帰ってきて、ようやく子どもにだけやっと少し笑顔を見せられるような状態。身心限界のようでした。

 

そして、そんな日々は長くは続かず。

産後2か月経った頃、ついに夫はうつ病となってしまったのです。

 

ブラックな働き方で苦しむのは

 

初めての育児と、うつ病の夫と…。そこからの話はまた別として。

 

自分自身と一番身近な家族がブラックな働き方を経験してわかったことは、そのような働き方をして苦しむのは、社員本人だけではないということ。

 

苦しんでいるのは、

■社員本人。

■その人を大切に想う周りの人たち。

■仕事に時間を支配され他にかける時間を失うことで、負担がしわ寄せる人たち(主にパートナーでしょうか)。

 

企業側にしても、働く人側にしても、そのことを心にとめ、

どうか働き方への考えを、工夫を、思案を。

 

働く人も、どうか私のように、自分が耐えればいいのだと頑張り過ぎないで。

企業は、今までも人が入れ替わっても成り立ってきているのです。

しかし、あなたを大切に想う人たちにとって、あなたの代わりはいません。

あなたに何かあってからでは遅いのです。

あなたの身心も、大切にしてください。

 

 

以上、今回は私の戯言…私個人的な考えです。

長文お付き合いいただきありがとうございます。

 

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